2015年11月28日土曜日

にじいろ会α(4期生)第8回

日時:2015年11月28日(土)
講師:I&Ak
参加人数:5人

今年の夏休み前から試験的に始め、9月から本格的に始まった4期生の授業。早くも今日で8回目を迎えました!子供たちの年齢は3~5歳、登録人数は7人。ひらがなをはじめ、日本語に触れる機会を増やすべく集まったちびっ子たちです。さぁ、今日も元気よく授業を始めましょう。

まずは、にじいろ会アルファ1~4期生の子供たち&講師陣みな集まってのラジオ体操。4期生の子供たちも、お兄ちゃんお姉ちゃんから見よう見まねでからだを動かします。そのあとは、各教室へ移動。

最初の15分間は、出欠カードにシールを貼りながら、子供たちとの会話を心がけます。会話のキャッチボール、たくさん日本語でお話しできましたね。今日は、輪になって座りながら、数を数える練習をしました。1,2,3…順番に数字を言ったり、カードを使って、そのカードに描かれている絵の個数を数えたりしました。ものによって、数え方が違ったり、「ひとつ、ふたつ」と数える数え方は、まだ少し難しかったかもしれません。また来年改めてやってみることにしましょう。

つぎは、ひらがなに触れる時間です。ひらがな「あ」に切り紙を貼っていくという課題です。書き順も数字がうってあるので、それに合わせて色紙を貼っていきます。なかなか細かい作業なのでみな集中して貼り始めましたよ。好きな色にこだわりがある子、歌を歌いながら貼る子、自分の名前(アルファベット)を横に追加で貼り始める子、そして家に帰ってからお母さんと作りたいという子。じつにさまざまでしたが、「あ」に親しむことができましたね。



今回は、Ak先生に試験的にこの課題を作ってもらったのですが、他にも、ひらがなを指でなぞったり、色を塗ったりとできるように、しばらく続けてみようと思っています。Ak先生、準備をありがとう。

最近は雨続きの毎日ですが、今日は久しぶりに晴れのお天気!というので、フルーツタイムの後は外で元気よく遊びました。以前、「だるまさんがころんだ」のごく簡単なルールでやってみたら皆喜んでやっていましたが、今日も同じものをしたり、かくれんぼをしたり、講師も走り回って遊びました。オランダにも同じ遊びがありますが、さて、日本語ではなんといって遊ぶのかな?

最後に本を読みました。「おおかみタクシー」はAk先生が読んでくれました。最初は、まだ遊び足りない子供たちを横目に読み始めましたが、読み終わるころにはこのとおり!面白い絵とお話にみな集まってきました。絵を見て、歓声を上げたり、皆で会話したりと、楽しい時間になりました。



80分の授業。ずっと座って聞いているなんて、大人でも大変なことです。それでもあの空間のなかで、一緒に日本語で話し、日本語に触れる友達がいる、それを楽しいと思ってもらうことが講師からの一番の願いです。今年も残すところあと1回、頑張りましょうね!

2015年11月18日水曜日

11月のにじいろ会の様子

急にぐぐっと寒くなりました。
どんよりと曇って、これから長い長い冬がやってきますね。
子供たちには、わくわくする行事が盛りだくさん。
うれしくて暖かい冬の一コマを思い浮かべたりし始める頃。


秋、最後のテーマは「あきの夜長」です。

まずは、楽しい談話とおやつの時間。

Nくんのお母さんが子供たちが食べやすいように小さく梨を切って持ってきてくれました。
甘くてとても美味しかったです。



お腹いっぱいになったところで、読み聞かせの時間です。
窓に並んだ本から、選んだのは



まっくろネリノ (作・絵 ヘルガ=ガルラー 訳 矢川 澄子 / 偕成社 )

まっくろネリノはお父さんとお母さんとお兄さん4人と一緒に暮らしています。
きれいなお兄さんたちは、まっくろネリノと遊んでくれません。
ネリノはいつもひとりぼっち。
ある日、お兄さんたちはあまりにきれいなので鳥かごに捕らえられてしまいます。
まっくろなネリノは、夜になれば見つからないとお兄さんたちを助けに行きます。
無事に助け出し、それからはみんなで一緒に遊ぶようになりました。

黒色の背景に色鮮やかに描かれた鳥たちがとても美しい絵本。

自分の個性を信じて、勇気を出す小さなネリノに心を打たれます。



次に、何を読もうかなっと言っていると。
今月5歳のお誕生日を迎えるMちゃんが「私が、読む。」と選んでくれた本は
私も大好きなこの本。

よるくま (酒井 駒子 / 偕成社)



とても上手に、とても丁寧に読んでくれました。
今までに無い静けさになりました。一言一言を聞き逃さないように、みんなが聞き入りました。



長い本を最後までよく頑張ったね、Mちゃん。


今月の工作は、キャンドルホルダーを作ろう!
空き瓶に色薄紙をチョキチョキ切って、ペタペタ張ってもらいます。









みんな、とっても真剣です。
見本を事前に作ろうか迷ったけれど、作らなくて良かった。
説明も「切って、張って下さい。」ただ、それだけ。

それぞれが好きなように作ったキャンドルホルダーはとても魅力的に仕上がりました。

キャンドルを燈して。。。



海の中の魚。



いつもと違う、暗闇の中のにじいろ会。
なんだか日常の中の非日常で、ちょっとだけドキドキわくわく。

キャンドルを燈して、輪になって歌を歌いました。



さて、暗闇からまた明るいお部屋へ戻り。
今度は体を元気に動かします。

Nijntjeさんに教わりながら、「おちたおちた、とんだとんだ」で体を動かしました。
最後のとんだとんだは、Lちゃんが「私がやりたい!」っと言って先導してくれました。




大人が本を読む、大人が指示をすると勝手に考えていたけれど、
そうじゃ無かったんだと気がついた今月の会でした。
いつものように、げんこつ山のたぬきさんをみんなで歌って締めくくりました。


それでは、次回のにじいろ会のテーマは「クリスマス」です。お楽しみに。