2012年11月17日土曜日

にじいろ会α 第32回

日時:2012年11月17日(土) 10:30-12:00
会場:A さん宅
講師:N、M
参加人数:4人

「おばけだんご」を作る企画で、集まったときからみんなそわそわ。 気持ちもうきうき、ラジオ体操を済ませ、早速エプロンをしてテーブルの周りに集まりました。 「材料はどんなもの?」「どうやったら、できるの?」という質問に、「粉」「水」「お鍋で熱いお湯の中で」とてきぱき、答えが挙がりました。

そして、いよいよボールに白玉粉をいれ、水を足していきながら、スプーンでぐるぐる混ぜました。みんなで身を乗り出して、でも手を出すのは順番に。そろそろ混ざったかな、と思ったら、なんだかお水を入れすぎたみたいで、どろどろというよりさらさらになってしまいました!

おばけだんごなので、ゆるい生地で作るつもりでしたが、ちょっとゆるすぎ・・・? でも、あらら、粉はみんな入れてしまって、もう残っていません。 そこで、小麦粉を足して、なんとか生地をしっかりさせました。 味はいったい、どうなることやら!?

お鍋にお湯を沸騰させ、生地を投げ込んで(流しいれて)行きました。 お湯の中で、不思議な形で踊り広がる白い生地。 「わぁ、おばけだんごだー!」 できあがると、きなこをかけて、小皿に取り分け、みんなで食べました。 やわらかい生地が口の中でもちもち、おいしくて、おいしくて、みんなおかわりをしました。

後半は、「ハリキリ(貼り切り)・しりとり」をしました。 4人でそれぞれ短冊に言葉を書き入れ、時計回りに渡し、次の人が、新しい短冊にしりとりで続く言葉を書いて、セロハンテープで貼り付けます。

やり始めたら面白くなってどんどん調子が出てきて、それを延々と、みんなの身長と同じくらいの長さになるまで続けました。 みんなの語彙も随分豊かになってきたため、言葉もすぐに思いついたし、書くのもスムーズでした。「る」で始まる言葉はなかなか難しく、Lちゃんの名前が何度も何度も登場しましたね。 このしりとりで、みんなの書く力も着実に伸びているなあと、感心しました。

最後に、読み聞かせは『ごんぎつね』でした。
ひとつひとつの文も長く、お話全体も長かったのですが、いたずら子狐の視点から見た人間の生活ぶりが生き生きと描かれ、4人とも集中してとても静かによく聞いていました。深まる秋の雰囲気がよく伝わるような、ほのぼのとした挿絵も素敵でした。 最後は「そんな・・」と思うような悲しい結末で、ちょっとしんみりとしてしまいましたね。 これで、今日のレッスンはおしまい。 今年も残すところあと2回となりました。風邪を引かないように、元気にがんばりましょう!

M記

2012年11月14日水曜日

11月のにじいろ会の様子

11月のにじいろ会が開かれました。
冬時間になって、夜暗くなるのが早くなったオランダ。テーマは「秋の夜長」です。

いつもと同じように、おやつを皆でいただいた後は、読み聞かせの時間。
今回読んでくれたのは、
・『おつきさま こんばんは』(林明子作/福音館書店)
・『おやすみなさいの本』 
 (マーガレット・ワイズ・ブラウン作 ジャン・シャロー絵 石井桃子訳/福音館書店)

『おつきさま こんばんは』は、まんまるのお月さまが夜空にぽっかり浮かぶ美しさと、
お日さまとはまた違う月の光のようすが、シンプルできれいな絵と文であらわされています。
小さい子供達もじいっと絵に見入っていましたね。

『おやすみなさいの本』は、いろんな動物達が、それぞれの「おやすみなさい」の時間を迎える様子が書かれています。
人間の子供がおやすみなさいする場面は、にじいろ子供達も共感するものがあったかなと思います。
最後、神様に見守ってもらいながら眠りについていましたが、
私達親がこの神様のように見守りつつ、子供に安心して眠ってもらいたいなあと感じました。

さて、絵本のあとは、電気を落として影絵遊び。
窓にゴミ袋を貼って遮光してあったので、かなり暗くなりました。
子供って、暗いのは怖いけどちょっと楽しいんですよね。
持参の懐中電灯でぴかぴか照らしたり、おおはしゃぎでした。

まずはぺっぺんさんが「お手本」で「あかずきんちゃん」の影絵を見せてくれました。
途中話が大幅カットされたというハプニングもありましたが(笑)
白黒の影の世界に、子供達は引き込まれていました。
その後は子供達が実際に影絵の人形を操る番。
光からの距離がとれなくてなかなか難しかったようですが、
いろんなお話を考えては楽しそうにくれました。

そして、手で作る影絵遊びもしました。
きつねやハト、かになど、知っている子供達も大勢いましたね。
いろいろ手を動かして影を作るおもしろさを皆発見していたようでした。

影遊びの最後に、「映写機」風のシアターで昔話をふたつ見て、暗闇での遊びはおしまい。
電気がつくと、やはりほっとしたのは私だけでしょうか?

会の締めくくりは、いつものように手遊びと歌で。
「夕焼け小焼け」「虫の声」「こもりうた」を歌いました。
最後は「げんこつやまのたぬきさん」でさようなら。
今回もとても充実した会になりました。皆さんどうもありがとう。

来月も楽しみにしています。

Cories 記

2012年11月3日土曜日

にじいろ会α 第31回

日時:2012年11月03日(土)10:30~12:00
会場:Aさん宅
講師:N、A
参加人数:5人


いつもの様に元気にA宅に入って来た子供達でしたが、あれあれあれ?普段なら教室の屋根裏部屋に直行するのが、今回はリビングでいきなりOOスーパーで貰える”動物カード”の交換会が!授業の開始時間が遅れたものの、交換会は全て日本語で!と言う条件にしたので、これも授業の一環?
いつも友達とはオランダ語で会話しているからか、「これ下さい」とか「このカード二枚持ってる」など簡単な日本語でもなかなか出て来ません。こう言う機会にドシドシ日本語を使わすのも良いかも知れません。

交換会で授業のスタートが遅れたので、恒例のラジオ体操はパス。元気に挨拶をして、出席カードにスタンプを押して授業が始まりました。最初に行ったのは”新聞での文字探し”。各生徒に日本語の新聞を1ページずつ渡し、先生が「”の”を探して下さい、よーいドン」と言って、生徒達が新聞の中から出来るだけ多くの”の”の文字を探します。今回は”し”と”ま”と”す”と”の”探しをやったのですが、”の”が一番多く見つけられ、最も”の”を多く見つけたYちゃんは、何と45個も見つけることが出来ました!このゲームは文字を認識させるのはもちろん、集中力を鍛えるのにも役立ちます。

次は教材の中で”やゆよ”と小さな”ゃゅょ”等を区別させる問題をやりました。”ぎゅうにゅう”と”ぎうにゅう”、”きようりゆう”と”きょうりゅう”など、耳で聞く限りでは同じに聞こえるのか、間違っている子もちらほら。こればっかりは慣れでしょうね。日本語の難しさを実感させられます。

おやつ休憩ではK君が手作りの団子を持って来ていて、他の子供達から羨望の眼差し。余りにも皆が「お団子食べたーい」とリクエストするので、急遽次回Lちゃんのお誕生日会を兼ねて、お団子作りをすることになりました。K君のお団子は形が少々崩れていたので”おばけ団子”と呼ばれていましたが、次回の皆のお団子はどんな形になるかなー。

最後は本を二冊(マザネンダバとへびをたいじしたカエル。共に福音館書店『こどものとも』より)。
幸せで平和な生活を送っているけど退屈なので、色々なところにお話を探しに行くマザネンダバのお話と、外国から来た謎の赤と黄色のカエルがしまへびを退治した、と言うお話。

今回もあっと言う間に1時間半が過ぎてしまいました。子供達も楽しんでくれている様で、何よりです。

A記