2015年12月9日水曜日

12月のにじいろ会の様子

賑やかに到着したシンタクラースもオランダから居なくなり、
クリスマスツリーの飾り付けを始めたご家庭も多い頃でしょうか。


12月のにじいろ会のテーマは「クリスマス」です。


いつものようにお菓子と談話で始まりました。




さっさと食べて車で遊んでいる子、窓際に並んだ絵本をみている子やいろいろですね。

食べ終わった後は読み聞かせの時間です。



今日は、3冊の絵本を読みました。どれもクリスマスの本です。


ノンタン!サンタクロースだよ 作・絵 キヨノサチコ 偕成社 


ぐりとぐらのおきゃくさま 作・中川李枝子 絵・山脇百合子 福音館書店


アンパンマンのクリスマス 作・絵 やなせたかし フレーベル館




「真ん中にマットを敷いたらどうかな?」とNijntjeさんのアイディアが大当たり、
寛いで絵本を聞いています。。寛ぎ過ぎ(笑)


三冊目は、Mちゃんが読んでくれました!
長い本をみんなの前で最後まで読むのは大変なことです。すばらしい根気に拍手です。


さて、今月の工作の時間はクリスマスカード作りに挑戦しました。
切ったり、貼ったり、絵を描いたり、無心にやる姿がとてもかわいいですね。










お星様屋さんはご盛況です。



 雪が舞う、クリスマスツリー。


木は緑色ばかりではありません。





できた、できた、みんなの作ったクリスマスカード。
仕上がった力作は、封筒にそれぞれ丁寧に入れて、誰に送るのかな?

お片づけをみんなで協力して終えた後は、
輪になってゲームです。

「赤鼻のトナカイ」をみんなで歌いながら、雪だるまのぬいぐるみを回し
音楽が止まった時にぬいぐるみを持っていた子が体を動かします。

年齢に合わせて、ケンケンをしたり、カエル飛びをしたりしました。





ゲームが終わった後には、サプライズプレゼントが配られました。


今年最後のにじいろ会も、たくさんの元気な顔が揃い
とても楽しい時間になりましたね。


来年も、どうぞよろしくお願いします!



2015年11月28日土曜日

にじいろ会α(4期生)第8回

日時:2015年11月28日(土)
講師:I&Ak
参加人数:5人

今年の夏休み前から試験的に始め、9月から本格的に始まった4期生の授業。早くも今日で8回目を迎えました!子供たちの年齢は3~5歳、登録人数は7人。ひらがなをはじめ、日本語に触れる機会を増やすべく集まったちびっ子たちです。さぁ、今日も元気よく授業を始めましょう。

まずは、にじいろ会アルファ1~4期生の子供たち&講師陣みな集まってのラジオ体操。4期生の子供たちも、お兄ちゃんお姉ちゃんから見よう見まねでからだを動かします。そのあとは、各教室へ移動。

最初の15分間は、出欠カードにシールを貼りながら、子供たちとの会話を心がけます。会話のキャッチボール、たくさん日本語でお話しできましたね。今日は、輪になって座りながら、数を数える練習をしました。1,2,3…順番に数字を言ったり、カードを使って、そのカードに描かれている絵の個数を数えたりしました。ものによって、数え方が違ったり、「ひとつ、ふたつ」と数える数え方は、まだ少し難しかったかもしれません。また来年改めてやってみることにしましょう。

つぎは、ひらがなに触れる時間です。ひらがな「あ」に切り紙を貼っていくという課題です。書き順も数字がうってあるので、それに合わせて色紙を貼っていきます。なかなか細かい作業なのでみな集中して貼り始めましたよ。好きな色にこだわりがある子、歌を歌いながら貼る子、自分の名前(アルファベット)を横に追加で貼り始める子、そして家に帰ってからお母さんと作りたいという子。じつにさまざまでしたが、「あ」に親しむことができましたね。



今回は、Ak先生に試験的にこの課題を作ってもらったのですが、他にも、ひらがなを指でなぞったり、色を塗ったりとできるように、しばらく続けてみようと思っています。Ak先生、準備をありがとう。

最近は雨続きの毎日ですが、今日は久しぶりに晴れのお天気!というので、フルーツタイムの後は外で元気よく遊びました。以前、「だるまさんがころんだ」のごく簡単なルールでやってみたら皆喜んでやっていましたが、今日も同じものをしたり、かくれんぼをしたり、講師も走り回って遊びました。オランダにも同じ遊びがありますが、さて、日本語ではなんといって遊ぶのかな?

最後に本を読みました。「おおかみタクシー」はAk先生が読んでくれました。最初は、まだ遊び足りない子供たちを横目に読み始めましたが、読み終わるころにはこのとおり!面白い絵とお話にみな集まってきました。絵を見て、歓声を上げたり、皆で会話したりと、楽しい時間になりました。



80分の授業。ずっと座って聞いているなんて、大人でも大変なことです。それでもあの空間のなかで、一緒に日本語で話し、日本語に触れる友達がいる、それを楽しいと思ってもらうことが講師からの一番の願いです。今年も残すところあと1回、頑張りましょうね!

2015年11月18日水曜日

11月のにじいろ会の様子

急にぐぐっと寒くなりました。
どんよりと曇って、これから長い長い冬がやってきますね。
子供たちには、わくわくする行事が盛りだくさん。
うれしくて暖かい冬の一コマを思い浮かべたりし始める頃。


秋、最後のテーマは「あきの夜長」です。

まずは、楽しい談話とおやつの時間。

Nくんのお母さんが子供たちが食べやすいように小さく梨を切って持ってきてくれました。
甘くてとても美味しかったです。



お腹いっぱいになったところで、読み聞かせの時間です。
窓に並んだ本から、選んだのは



まっくろネリノ (作・絵 ヘルガ=ガルラー 訳 矢川 澄子 / 偕成社 )

まっくろネリノはお父さんとお母さんとお兄さん4人と一緒に暮らしています。
きれいなお兄さんたちは、まっくろネリノと遊んでくれません。
ネリノはいつもひとりぼっち。
ある日、お兄さんたちはあまりにきれいなので鳥かごに捕らえられてしまいます。
まっくろなネリノは、夜になれば見つからないとお兄さんたちを助けに行きます。
無事に助け出し、それからはみんなで一緒に遊ぶようになりました。

黒色の背景に色鮮やかに描かれた鳥たちがとても美しい絵本。

自分の個性を信じて、勇気を出す小さなネリノに心を打たれます。



次に、何を読もうかなっと言っていると。
今月5歳のお誕生日を迎えるMちゃんが「私が、読む。」と選んでくれた本は
私も大好きなこの本。

よるくま (酒井 駒子 / 偕成社)



とても上手に、とても丁寧に読んでくれました。
今までに無い静けさになりました。一言一言を聞き逃さないように、みんなが聞き入りました。



長い本を最後までよく頑張ったね、Mちゃん。


今月の工作は、キャンドルホルダーを作ろう!
空き瓶に色薄紙をチョキチョキ切って、ペタペタ張ってもらいます。









みんな、とっても真剣です。
見本を事前に作ろうか迷ったけれど、作らなくて良かった。
説明も「切って、張って下さい。」ただ、それだけ。

それぞれが好きなように作ったキャンドルホルダーはとても魅力的に仕上がりました。

キャンドルを燈して。。。



海の中の魚。



いつもと違う、暗闇の中のにじいろ会。
なんだか日常の中の非日常で、ちょっとだけドキドキわくわく。

キャンドルを燈して、輪になって歌を歌いました。



さて、暗闇からまた明るいお部屋へ戻り。
今度は体を元気に動かします。

Nijntjeさんに教わりながら、「おちたおちた、とんだとんだ」で体を動かしました。
最後のとんだとんだは、Lちゃんが「私がやりたい!」っと言って先導してくれました。




大人が本を読む、大人が指示をすると勝手に考えていたけれど、
そうじゃ無かったんだと気がついた今月の会でした。
いつものように、げんこつ山のたぬきさんをみんなで歌って締めくくりました。


それでは、次回のにじいろ会のテーマは「クリスマス」です。お楽しみに。


2015年10月14日水曜日

10月のにじいろ会の様子

赤や黄色の葉が鮮やかに彩り、落ち葉の中にどんぐりやキノコを見つけたり。
秋を満喫している間にも、少しずつ少しずつゆっくりと冬のベールがかかり始めて
眠っていた手袋や毛糸の帽子が活躍する頃でしょうか。


今月のテーマは「おいしい楽しいレストラン」です。
まさに食欲の秋ですね。


まずは、みんなで机を出しておやつタイム。
子供たちは好きな席に座ってお菓子を食べ、お母さんたちも一息、会話が弾みます。


おやつタイムの後はさっそく絵本を読みました。
選んだ絵本は、とっても昭和の雰囲気の漂ったこの絵本。


「こんなおみせ しってる?」藤原マキ/福音館書店


こんな酒まんじゅうやさんや


こんなたまごやさんの風景を今も日本の街角で出会うことができるのかな。
なんだか懐かしい絵本に、子供たちだけでなくお母さんたちも一緒に聞きました。



さてさて、絵本を読んだ後は、工作の時間です。
日本のレストランと言えばやっぱりお寿司屋さん、粘土でお寿司を作ろう!


子供たちにはお寿司屋さんになってもらい、それぞれお寿司を粘土で作ってもらいました。



みんな、とっても真剣。


初めて参加のSちゃん、海苔巻きとっても上手だね。


Mちゃんの作った卵のお寿司おいしそう。




Rくん、それはひょっとしてわさびですか?


さぁ、そろそろお寿司屋さんにお客さんが来る頃ですよー。
開店ですよー、みなさん。


小さなかわいいお客さんが本を読んで待っててくれますが


粘土作りは楽しいんだね、みんな夢中。お母さんもまた夢中。


こーんなお寿司もできました。


比較的小さな子供たちが集まった今回のグループですが、
一つの事に、これだけ長い時間、集中力が持続するとは思っていませんでした。
とても驚きました。

みんな、たくさんお寿司を作ったね。


最後は、「どんぐりころころ」と「げんこつ山のたぬきさん」を輪になって、
みんなで一緒に歌っておしまい。


来月のにじいろ会のテーマは「秋の夜長」です。お楽しみに!



2015年10月10日土曜日

こども習字教室 神無月

今月のがんばり屋さん。

右側が最初の方に書いた1枚、左側が最後の方の清書です。
ちがいがわかるでしょうか?
この2枚の間に、Lちゃんは粘り強く取り組む姿を見せてくれました。

元々少しくせのある字を書くLちゃん、毛筆でもそれが出てしまいます。
そこで、文字をひとつひとつ練習しました。何度も、何度も。
その甲斐あって、最後には見事なバランスとなりました。

途中で投げ出さずに最後まで食い付くその気力と、
先生のアドバイスに耳を傾ける素直な気質が、何よりの宝です。
このままいけば、得意のスポーツでも大いに発揮されることでしょう。

思い込みを正していくのは、大人でもたいへんなことです。
そんなときは、部分部分に小さく区切ってから直していけばいいのだな、と、
勉強になりました。素直になれないことも多いのですが…!

2015年9月26日土曜日

わたしと小鳥と…

にじいろ会アルファ・1期生の国語の授業で、金子みすゞの詩を扱いました。(担当:Mk先生)



ひとりひとり順番に「読みくらべ」をして、審査員に得点をもらったりしました。
それから、「自分に置き換えて、詩を書き換えてみよう」というチャレンジ課題に挑戦。
傑作ができました。


  いっしょにがっそう Y. M.

 わたしがこえをだしても
 そんなにきれいじゃない
 じょうずにうたえるSちゃんは
 わたしみたいにピアノがひけない

 でもピアノとうたをあわせたら
 とってもいい音がでるだろう
みんながかんどうするだろう


すばらしい感性と言葉づかいですね。
いつの日か、そんな合奏が実現しますように。

おまめ 記

2015年9月19日土曜日

古布と書のワークショップ

訪蘭観光中の S.H.先生のご指導で、古布と書を組み合わせた額を作るワークショップがあり、
3組の親子が参加しました。

まず、古い着物の端切れから、コレ!という柄を選びます。

それを額に当ててみて、レイアウトを決めます。

それから毛筆で字を書きます。
好きな言葉、古布の柄から思いついた言葉、自分の名前、などなど。

こんなに素敵な作品が出来上がりました!

インテリアの素敵なアクセントになりそうです。
めったに触れることのない素材に触れる貴重な機会を、どうもありがとうございました。