2013年2月23日土曜日

にじいろ会α (2期生) 第3回

日時:2013年2月23日(土) 10:30-12:00
会場:Het Forum
講師:N1,N2(読み聞かせT)
参加人数:5人

1期生、2期生合同ではじまりの挨拶とラジオ体操のあと、ひらがな練習を始めます。

私が何も言わなくても、「50音読むんだよね?」というようにひらがな表を広げてくれるLちゃん。
繰り返しの時はなるべく私が声を落とすようにしたところ、みんなの元気な声がよく聞こえました。

書き取りは、「へ」と「し」。
簡単そうに見えて意外と難しい、一画のひらがな。
「へ」の山のてっぺんで一休みして、二画にしてしまった子が何人かいましたね。
自分の名前を書くのも毎回2回ずつ練習していますが、前に書いたのを見ながら自分で上手に書ける子もたくさん。どの子の名前にもまだまだ習わない難しい文字が入っていますが、なぞり書きをしたりしながらも頑張って練習しています。書き上がって花まるをあげると、みんな満足そうなこと!

2文字練習すると、集中する分みんな疲れてしまうようなのが目に見えます。
今回からは幸い、おやつの時間が設けられることになったのでひと息入れました。

後半はひなまつりの工作をしました。(2月のにじいろ会の工作と同じです)
まずは好きな背景の色を選んでね、というとさすが女の子、全員ピンクを選びました。
女の子と男の子のそれぞれの着物になるものを選んでね、とそれぞれ好きな千代紙や色紙を選びます。
ちぎり始めるとみんな集中して取り組みました。すごく小さくちぎる子もいて、時間が足りなくなりそうなほど。それでもみんな十分な紙の量をちぎり、素敵なおひな様ができました。写真がなくて残念ですが、それぞれ個性があって可愛いおひな様ばかりでした。

最後の読み聞かせはSちゃんのお母さん、Tさんにお願いしました。
雑誌「おひさま」から「ぶたくんのおうち」
絵に描いたお家からぶたくんが出てきて動き始めるお話です。
もう1つお話!と言うことで同じ本から短めの「ちびねこ」も読んでいただきました。

皆、お母さんがお迎えに現れると、うれしそうに工作を見せていました。
お家でも飾ってくださいな。

N1記

にじいろ会α (1期生) 第37回

日時:2013年2月23日(土)10:30-12:00
会場:公民館 Het Forum
講師:A、M
読み聞かせ:Mさん
参加人数:4人

今日も一期生・二期生合同の挨拶・ラジオ体操から始まりました。
二期生の子の中には恥ずかしがってお母さんに抱きついている子もいましたが、
何人かは腕をしっかり伸ばして上手に体操が出来ていました。まだ数回しか
行っていないのに、素晴らしい!

ラジオ体操が終わると一期生は自分達のクラスに移動。教材学習では
ひらがなの選択問題と反対言葉。果物・魚介類の絵を見て名前をひらがなで書く
練習問題をしました。絵の中には”たい”や”ふぐ”も紛れていて、子供達はなかなか
苦戦しているよう。それでも子供達は「毒があるけど食べられる魚」と言うことは
しっかりと覚えていました(笑)。

教材学習の後は今回から初めて取り入れる、本読み学習。字が大きめで
デザインがカラフルな「へんてこライオン(おひさまより)」と言うお話を子供達に
順番に読んでもらいました。皆上手に読めましたよ。最初からこんな調子で、
この先がますます楽しみです。

そして今回はしっかりと10分休憩を取りました。今回から飲み物とフルーツ持参に
なったのですが、やはり息抜きは大切だと実感。しっかりお勉強した後のフルーツは
格段に美味しいようでした。

休憩の後は皆に指相撲をしてもらいました。全員相撲は知っていましたが、指相撲を
知らないようで、指相撲の説明をした後にM先生とAが実際にやってみたのですが、
何ともまあ子供達の目が輝いていたこと!実際にやってもらうと、それはそれは
楽しそうに指相撲を組んでいました。左手を使ってしまう子や指を離してしまう子も
いましたが、勝っても負けても大爆笑。


指相撲の後は”動物当てクイズ”をしました。皆オランダ語では遊んだことがあるようで、
一人の子が頭の中で動物(昆虫・魚・鳥でも可)を考え、他の子達が色々な質問をして
その子が考えている動物を当てるクイズです。その子はYESかNOでしか答えることが
出来ません。最初は簡単な動物から始まり、最後は『皇帝ペンギン』やら『かぶと虫』等
難しい動物も出て来ました。質問を一生懸命日本語で考え口に出すのも良い勉強になります。

最後は恒例の読み聞かせ。読み聞かせはMさんに’きしぼ(おひさま-7)’と言うお話を
読んで頂きました。このお話しはインドに伝わる”鬼子母神”の元になったお話し。
昔、インドに1000人の子供を持つ”きしぼ”と言う女が居て、自分の子供達をたいそう
可愛がっていました。ところが、その女はよその子供達を食べてしまう恐ろしい女で・・・。
と読んだところで、子供達は身を乗り出して本に聞き行っています。ちょっぴり恐いけど
続きが気になる。。。内容は子供達も大好き!<詳しい内容は(少々違う部分もありますが)
こちらをお読み下さい。http://www.douwa-douyou.jp/contents/html/douwastory/douwastory2_24.html
読み終わった後は何とアンコール!少し時間が余っていたので、再びMさんに同じお話を
読んでもらうことに。二回目も飽きることなく皆真剣に集中して聞いていました。
本の内容が面白かったと言うのもありますが、Mさんにじっくり丁寧に読んで頂いたのも、
子供達には良かったと思います。Mさん、ありがとうございました!



今日の授業は皆本当に集中して頑張っていましたね。これからもこの調子で頑張れ!

A記

2013年2月13日水曜日

2月のにじいろ会の様子


今日のおやつはなんだろな。


降り積もり、そのまま凍りついた雪も、やっととけ始めました。
陽もだんだん長くなってきて、寒い中にも季節の移り変わりを感じる今日この頃です。
今回のにじいろ会のテーマは「冬から春へ」。


『ぐりとぐらのおおそうじ』(中川李枝子 作 / 山脇百合子 絵 / 福音館書店)
  読み手:Coriesさん
人気者ぐりとぐらの、春の大掃除/スプリング・クリーニングのお話です。
冬の間にたまった埃を払おうと思ったら、掃除道具が使いものにならなくなっている。
ならば、と、おばけのような「お掃除クリーチャー」に変身したぐりとぐら。
その奇想天外な姿に、みんなビックリ&大ウケ!
家の中がさっぱりきれいになったところで、待ってました、すてきなおやつ。
ぐりとぐらのおいしいものは、黄門様の印籠的なお約束ですね。
自分を励ますためにも、先にミッション完遂のごほうびを用意しておくというのは
良いアイデアかも~。(掃除苦手です。笑)


『カッコウが鳴く日』(小泉るみ子 作・絵 / ポプラ社)
  読み手:クチナシさん
雪どけの時期の、北の農村地帯のお話。
絵が主役で、情景描写が淡々と進んでいくだけなのだけれど、
その静かな確かさに、グングン引き込まれてゆきます。
少し間延びしたような春の時間、光と影、ゆるんだ空気、取り戻された色彩。
久しぶりに顔を出した地面や青葉など、生きる力に満ちたもの。
そしてそれらを取り囲む人々の、素朴な暮らしのふとした場面。
家々を訪ねてくる物売りや農具など、街暮らしの現代っ子には珍しいものも登場しました。
それらが、説明的でなく、叙情的すぎもせず、ただただ連なってゆく…。
ちょっとした映画を観たような、読後の余韻も豊かで、すてきな絵本でした。


お話の後は、工作の時間。
少し早いですが、来月の桃の節句まで飾れるよう、ちぎり絵でおひな様を作りました。


手でちぎった形は、味わいがあります。
みんな黙々とちぎる作業に没頭していました。



個性的でかわいらしいおひな様ができました!


じっくり集中して手先を使った後は、身体を使った遊び。
新聞紙の穴くぐりです!
破らないように、通り抜けられるかな?


一回り小さな穴にすると… やっぱりちょっぴり難しい。


お母さんもチャレンジ!



おしまいには、輪になって季節の歌を歌いました。
「春よ来い」と「うれしいおひなさま」。
お母さんと一緒に歌って、歌詞を覚えたのか、ちゃんと歌える子がたくさんいて、
驚きました。
そして、おなじみの「げんこつやまのたぬきさん」でバイバイ。

日暮れ時の帰り道、うっすら明るいのがしばらく続いていました。
めぐる季節の中、子ども達もそれぞれに着々と伸びています。

おまめ 記

2013年2月9日土曜日

にじいろ会α (2期生) 第2回

日時:2013年2月9日(土) 10:30-12:00
会場:Het Forum
講師:N1,N2(読み聞かせN)
参加人数:5人

公民館を利用することが可能になったので、個人宅から移動して公民館での授業がスタートしました。
今回は初めて来てくれる子が3人、参加予定者は全員で6名になります。今回は1人病欠で、5人での授業となりました。

初めての場所でどうだろうか、と思っていましたが、先に走り回っていた元気な1期生の作った雰囲気のおかげか、みんな打ち解けた雰囲気でした。

ラジオ体操は大きな教室で全員でやりました。
堂々としっかりやっている1期生と一緒に、初めてやる子たちも腕をしっかり伸ばしてよくできていました。

前回は私にとっては知っている子ばかりだったこともありうっかり自己紹介を忘れていたので、今回は改めて自己紹介から。全員の名前を聞いてボードに書きました。

ひらがなの練習は「く」と「う」
それぞれの文字で始まる言葉、もこちらがヒントを出すとみんな一生懸命考えてくれて、「うどん」と言ってもらおうといろいろ言っていた時にいろんな答えが出て、それはそれで微笑ましかったです。(「つるつる」「らーめん」「ごはん」などなど)
書く練習はみな意欲的で、よくできました。4分割にされたマスに、1回の練習でいいのに4回書くほど頑張っていた子もいましたね。

休憩らしくない休憩(事情でおやつがなかったため)をはさみ(子どもたちは水を飲んだりもしないでそのままじーっと座っている子が多かった) 、後半は歌からスタート。
前回も歌った「ゆき」の歌を、楽器を持ってリズムを取りながら歌ったり聞いたりしました。楽器を手に取るとみんな生き生きします。

歌のあとはカルタ取り。
にじいろ会のお母さんたちが作った手作りカルタです。ひらがなも書いてありますが、どちらかと言えば絵を見て素早くとるゲームです。 みんな真剣勝負。年長のMちゃんが枚数は圧倒的に多かったけれど、みなそれぞれ何枚か獲得できました。

最後は読み聞かせ。
「どうぶつのうんち」(ちゃれんじ別冊)を写真を見ながらいろんなうんちの話をしながら読んでいきました。実物大のうんちの写真があったので、それを見ながら気づいたことなども話していきました。
そして「まゆとおに」はNさんに読んでいただきました。やまんばの娘をさらった鬼が逆にしらずしらずにやり込められてしまうお話。鬼が最後には友達になり、ハッピーエンドのお話でした。おやつがなくてお腹がすいていたので、最後のおにぎりが美味しそうだったこと!

次回からはおやつの考慮をすることになりそうです。やっぱり気分転換のためにも一息つくおやつは大事かもしれません。

N1記

にじいろ会α (1期生) 第36回

日時:2013年2月9日(土)10:30-12:00
会場:公民館 Het Forum
講師:A、M
参加人数:4人

今回から会場が変わり、公民館を借りることになりました。 やはり二つのクラスを同じ会場で行える方が便宜上良いということで、運よくこの時間帯に二部屋空いている公民館をAさんが見つけてくれたのでした。

子ども達の反応は、さまざまでした。
まずラジオ体操は、一期生と二期生と合同で、大きな部屋で行いましたが、なんと一期生の模範的な体操ぶり!!
ほれぼれするほどで、お手本になるという気合があそこまで立派な行動に反映されるとは、講師一同、驚くばかりでした。 体操が終わると、一期生は別の部屋へと移動しました。

長テーブルに大人用の椅子が並ぶ、四角い部屋。
今までなら頭をつき合わせるように小さなテーブルで4人固まっていたのですが、今日はまず席選びから。
結局4人、窓際に固まって、スタンプ押しから始めました。 最初はプリント学習で、ある名詞に濁点をつけると別の名詞になるというものや、あいうえおの表があり、縦、横、斜めで並んだ文字から知っている言葉を探しマルで囲むという課題をこなしました。
なかなかオリジナルな答えがでてきて、面白かったですね。子供たちの語彙に、驚かされるのは嬉しいことです。

また、しりとりで言葉を埋めていく練習問題では、L君が積極的にカタカナで記入したりと、自習の成果を見せてくれたりしました。子供同士、刺激し合って欲しいものです。 予定に載っていた課題はすべて時間内に終わりませんでしたが、やはりただ練習問題をひたすらこなすだけでなく、せっかくみんなで集まっているのだから、一緒に答え合わせをしてお互いの答えを確認し合いました。
練習問題をただ練習問題として見なさず、広がりを持たせることで、日常生活にうまくつなげたりして、さらに活用できるようになるといいですね。

休憩時間は、こちらの会場では飲食物の持込が禁じられているため、みんなでキッチンの水を飲みました。

後半は「形容詞を使った遊び」で、形容詞の書かれたカードを一枚引き、それを言わずにジェスチャーで表現して他の子に当てさせ、当たった子はその反対言葉を言うというものでした。カードをめくると「いったい、これをどう表現したらいいのか!?」と困惑の表情が見られたこともありましたが、たくましい想像力を発揮して、みんなそれぞれに工夫をして必死に表現し、笑いのある楽しいレッスンとなりました。

最後、読み聞かせにはL君のお母さんが『続・くまの子ウーフ』(神沢利子 作)を読んでくれました。 お母さんたちにとっても懐かしい、かわいらしいそぼくなお話でした。
そして、まるで録音されたお手本のように、とても聞きやすい読み聞かせでした。残念だったのは、子どもたちの様子がいつもと違って、落ち着きがなく、騒々しかったため、せっかく読みにきてくださったお母さんもびっくりしたほどでした。みんなの本好きには変わりないはずなのに、会場が違ったせいでしょうか、おやつが無くてお腹がすいたせいでしょうか、次回からはいつも通り、本の世界に食い入るような姿勢をまた見せて欲しいものです。空腹が問題だとすれば、早速次回から対策を取り、即解決していきたいと思います。

M記

2013年2月3日日曜日

2013年 新年会

待ちに待っていた「にじいろ会」の新年会が開催されました!

合計で16家族、約60名が参加してくれた今年の新年会、前年にも劣らず大変充実した
プログラムでした。
会場の準備は、実行委員のメンバーのみならず、今回初めて参加してくださった
方々までが手助けしてくださり、スムーズに開始できました。
恒例の輪飾り、今年はヘビ年をイメージしての「緑色」です。

開会の挨拶では、今年は「にじいろ会α・第一期生」が N先生にならって舞台上で
開会の辞を一言述べるという新しい試みでした。 みんな、元気よく言えましたね!

キックオフとして、参加者全員で写真も撮りました。

まずは、プログラム第一弾として、福島てるてる坊主プロジェクト
内容はというと、2011年東日本大震災で被災した福島県の子どもたちが、フェルトで
遊べるように、フェルト玉をくるんだてるてる坊主を、20133月までにオランダ国内で
千個作って贈呈するというプロジェクトです。
そのプロジェクトに、今回参加の皆さんにもご協力していただきました。
てるてる坊主には、オレンジ色のハートのフェルトを貼り、首の部分はオランダ国旗の色
をしたリボンでくくり、短冊に筆で「(明日の)元気」と作成者の名前を書き、クリップで
留めて完成です。
このプロジェクトの主催者であるKさんも、この新年会にご参加いただき、一緒に作成して
いただきました。
子供たちだけでなく、オランダ人のお父さんたちも、とても手際よく作ることができて大成功!
てるてる坊主の数も、目標だった千個に達成したようで本当によかったです。
被災した子供たちが、一日でも早く元気を取り戻して明るく楽しい未来が開けますように!

    ※このプロジェクトに関する参考サイトはこちらからもどうぞ:


そして、今回のプログラム一番の目玉餅つき大会!!
にじいろ会のお母さんたちの念願のイベントでもありました。
日本から臼と杵をわざわざ取り寄せてオランダまで持ってきてくれたNさんをはじめ、
餅のつき方の下調べや、本番前の試しうちなど、お母さんたちが力を合わせて準備してきた
成果がちゃんと現れたのだ、と思いました。
メインの餅をつくところでは、お父さんたちに頑張ってもらいました。 とくに、オランダ人
パパたちの力は半端なく強い! なかには、国鉄の文句を言って怒りながらつくひとも
おかげで、予定より早く餅が出来上がりました。
子供たちにも、「お餅をつきたいひと!」と募れば、長~い行列ができました!
つき終わった餅をちぎって丸めてお皿にのせ、餡子ときな粉を添えて皆さんに配り、
その場で食べました。 つきたてのお餅はまさにモッチモチで美味しい!
無事に終えて感無量です。

ここでおなかが少し満たされましたが、続けて食事・歓談の時間となりました。
お母さんたちの持ち寄りのお料理の品々。 どれもとても美味しかったですね。

そして、毎年恒例の豆まき
二人の鬼が突然出てくると、子供たちはいっせいに豆を投げて退治しようと必死でした。
怖くなって泣き出してしまう子もいました。

最後に、魚釣りゲーム。これも初めての試みでした。
順番に竿を持って、泳いでいる魚を釣り、その魚に書かれている番号が書いてあるお菓子を
もらって帰ります。
最後のプログラムまで、みな張り切って参加してくれましたね。

この会の締めにも、にじいろ会α・第一期生が参加し、上手に「ありがとうございました!」
が言えました。

1年前に比べても、子供たちは確実に成長しているように思えました。
と同時に、お母さん同士、またお父さんを交えても、このにじいろ会の絆は深まっていく
ようで、より団結力を感じた新年会でした。
今回、アルメーレ市外から参加してくださった方々にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も新年会、夏祭り以外にも、たくさん企画して、にじいろ会を大いに盛り上げて
いきたいと思います。
よーっし、今年もやったるで~おーー!

nijntje 記