日時:2012年10月6日(土)11:30~13:00
会場:Aさん宅
講師:NとM
参加人数:4人
今週は雨続き。
朝起きても、暗いまま。
だんだんと冬に近づいていくのを感じる、秋の深まる季節です。
みんなはとても元気に集合し、挨拶、ラジオ体操第一、第二、出席カードの記入を行いました。
教材コピーから、小さい文字「や、ゆ、よ」と「つ」や濁音の入った文字を書き入れる課題を2枚、やりました。
書くのは久しぶりでしたが、きれいな文字がマスの中に並びましたね。
早く終わってしまった子は、「おばさん」と「おばあさん」など、のばす音の違いを読み比べました。
そして、待ちに待ったお昼ご飯。
おいしそうなサンドウィッチやおにぎりを、ほおばりました。
食べながら、先週のりんご狩りでたくさん持ち帰ったりんごについて、話しました。
パンケーキにしたり、ジャムにしたり、ケーキに焼きこんだり、みんなそれぞれ。
収穫をした日も楽しかったけれど、おうちで何かを作ったり食べたりしてまた楽しみましたね。
休憩の後は、秋の落ち葉や栃の実を使って、工作をしました。
まずは絵本を見ながら、栃の木の四季の変化や、さまざまな木の形や葉、実について学びました。
オランダ語の本でしたが、絵がとてもきれいでわかりやすかったですね。
(『Bomen』 BIBLION社)
そこで殻に包まれた栃の実をみんなでむき、つやつやとした栃の実が入っているのを発見しました。
そして秋色になった栃の葉や、椎の葉、かえでの葉など、好きなものを選んで、A4の紙の下に敷き、上からクレヨンでこすると、あらら、きれいな色の葉っぱが映し出されて見事な絵に仕上がりました!
葉脈まで細かく写り、本当にきれいでしたね!!
あまり面白くてやめられなくなりそうでしたが、お土産に葉っぱを持ち帰ることにして、残り時間を読み聞かせにしました。
『ふたりはいつも』 より『おちば』 アーノルド・ノーベル作 文化出版局
友達思いのかえるくんとがまくんの、ほのぼのこころあたたまるお話。
お互いのお庭にたまった落ち葉を、内緒で掃除します。集めた落ち葉が風ですっかり元通りになってしまうのですが、それを知らずに相手が喜んでいることを想像してそれぞれ満足する様子が、無邪気でほんとうにかわいらしい!
この子たちにも、この純粋な思いやりの心に通じるものがあることでしょう。
『イップとヤネケ』より『おじいちゃんにリンゴを』 アニー・M・G・シュミット 岩波書店
オランダで育つ子供たちにはお馴染みの童話を、日本語版で読みました。おじいちゃんへのお土産にりんごを持っていくのですが、道中リンゴを夢中で試食してしまい、かじりかけのリンゴを渡すことになります。子供たちの「あちゃ、しまった!」という心境が、まさにみんなにも伝わり、どうなることかと息を呑みました。ところがおじいちゃんの反応ときたら、「かじってくれて、もっとおいしくなった」と喜んでくれたのです。なんてやさしい寛大なおじいちゃん!!みんな、聞いていてほっとしましたね。こういうやさしさを、子供たちにも学んでほしいと思う一方で、子供の失敗にどう対処すべきか、親としても心に刻んでおきたいお話でした。
今日はここまで。
先週の遠足、リンゴ狩りに続き、楽しく季節感溢れるレッスンとなりました。
M記
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