日時:2013年4月20日(土)10:30~12:00
会場:Het Forum
講師:AとM
参加人数:4人
やっと春らしい陽気になってきました。
もう手袋もマフラーもいらない!
薄手のコートで外に出られるって、なんて気持ちがいいんでしょう!
まずはみんなでラジオ体操、教室に移動し、今日から初めて小学校一年生の教科書を使います。
「日本では4月から学年が変わるんですよ。みんなはこの4月から一年生になったんですよ。」
みんなの、新鮮な驚き。
これからは各回、教科書の題材を使って、「読み」、「書き」、「二人組での話し合い、ロールプレイ」を行います。
真新しい国語の教科書を開き、「はる」を順番に音読しました。
「きらきら」という表現を、どうしたら本当に輝くような表現ができるか、みんなで順番に読んではお互い評価をしましたね。
そうしたら、みるみるうちに上手になり、顔の表情まで「きらきら」になっていきました。
中川李枝子さんの簡潔な詩は、まさにこの子たちのようにいきいき、のびのび。
それから挿絵を見て、春探しをしました。
小さな虫までもたくさん発見したみんなの観察力、すばらしかったです。
さらに教科書をめくると、入学式につきものの満開の桜、四角い校舎、黄色い帽子をかぶりランドセルをしょった子供たち、どれもこれもオランダの小学校とは違ったものばかりでした。「へえ~」「ふーん」という顔。
「あかるいこえで」
絵を見て、場面に合ったセリフを考えます。子供同士、先生に対して、馴染みのない高齢者に対して、日本語の会話ではそれぞれに語彙や丁寧さを変えて話します。子供たちが無意識にうまく対応しているのに感心しました。
「どうぞ よろしく」
A先生が用意してくれた用紙にフルネームで名前を書き、好きなものの絵を描きました。
普段みんなは、苗字というものをほとんど意識せずに生活しているのですが、日本語で書くのに挑戦しましたね。
好きなものを描く欄にYちゃんがお椀を描くと、伝染したかのように、両隣のLちゃんとL君も気がついたらお椀のようなどんぶりのようなものを描いていましたね。
中身はお味噌汁だったり、納豆だったり・・・。
みんな、和食が好きなんだな~。やっぱりおいしいものね。
K君は、なにやらかっこいい「ロボット学校」というものを詳細に書き込んでいました。
みんなの作品です。
そこで、持参した果物と飲み物で、休憩。
休憩の後は、「日本の小学校」について学ぶため、A先生がランドセル(Sちゃんより借用、感謝です!)や昔の写真(給食風景)を披露してくれました。
みんなで順番にランドセルをしょってみましたが、なかなかできない貴重な体験でした。
写真に写った、割烹着姿のA先生、かわいらしかったですね。そう、給食こそ、オランダには無い、日本の学校の大いなる魅力です!
それから、K君が持参してくれた「小学校 神経衰弱」をしました。
赤と黒のランドセルが描かれたカードを1枚ずつめくり、同じ教科であればあたりです。
みんなあたりで、びっくりしましたね。
最後に読み聞かせは、『おひさま5月号』より『クレヨンまる かしわもち』を、Azさんが読んでくれました。
ハーブおばさんとクレヨンまるが、交番にお花を届けました。おまわりさんは不在だったので、お花と手作りのこいのぼりと
お手紙を交番に置き土産にしました。うちに帰ったハーブおばさんは柏餅を作る作業に入り、あずきを火に掛けていたところ、雨が降って来たので、慌てて洗濯物を取り入れに外へ。台所に戻るとあずきがすっかり焦げてしまっていて、落ち込んでいたところに、おまわりさんがやってきて、お花とこいのぼりのお礼に何と柏餅のお土産を持って来てくれたのです!ハーブおばさんは大感激しました。めでたし、めでたし。
これで今日のレッスンはおしまい。
来週から休暇(日本でもゴールデンウィークですね。)に入り、次回のレッスンは4週間後になります。
休暇中に日本で小学校一年生の体験入学をさせてもらう子もいるので、ぜひ楽しいものになるといいですね。
それがさらなる日本語習得へのモチベーションになり、このグループ全体のレベルアップに繋がればと思います。
まずは休暇をしっかり楽しんで羽を伸ばし、また来月みんなで会いましょう!
2013年4月20日土曜日
にじいろ会α (2期生) 第6回
日時:2013年4月20日(土) 10:30-12:00
会場:Het Forum
講師:N1,N2
参加人数:6人
久しぶりに6人全員揃っての授業でした。
みんな元気に集まってくれたので何よりです。
すっかり板についてきたラジオ体操のあとは、いつものとおり、50音の発音から。
私が読んだあと、1人ずつ復唱してもらいました。
読めている子はちゃんと文字を読みながらできているようです。
書き取りは「り」と「さ」。
Lちゃんは自分の名前!とうれしそう。
右と左の長さが同じになってしまいがち。「い」とごっちゃにならないようにと注意しました。
「さ」は初めての3画。
書き順がついつい縦が先になってしまう子も何人かいました。 だんだん画数も増えて、字が難しくなりつつあります。
休憩のあと、「おかあさん」の歌を歌います。
前回と前々回私が持参した歌の本を忘れてしまって、急遽お借りした音楽リストを使ったのですが、本があって、絵を見ながらの方が楽しく歌えるのかな、と思いました。今回ノリはいまひとつ。
ゲームが待っているのを知っている子は、「ゲーム!」ともう言っていましたが、今回のゲームは、既におなじみの神経衰弱を、自分の書いた文字で、というもの。
1人1文字2枚ずつ書いてもらいました。
書いた文字は、ほとんどの子がもうきちんと読めるようになっているようです。
N1記
会場:Het Forum
講師:N1,N2
参加人数:6人
久しぶりに6人全員揃っての授業でした。
みんな元気に集まってくれたので何よりです。
すっかり板についてきたラジオ体操のあとは、いつものとおり、50音の発音から。
私が読んだあと、1人ずつ復唱してもらいました。
読めている子はちゃんと文字を読みながらできているようです。
書き取りは「り」と「さ」。
Lちゃんは自分の名前!とうれしそう。
右と左の長さが同じになってしまいがち。「い」とごっちゃにならないようにと注意しました。
「さ」は初めての3画。
書き順がついつい縦が先になってしまう子も何人かいました。 だんだん画数も増えて、字が難しくなりつつあります。
休憩のあと、「おかあさん」の歌を歌います。
前回と前々回私が持参した歌の本を忘れてしまって、急遽お借りした音楽リストを使ったのですが、本があって、絵を見ながらの方が楽しく歌えるのかな、と思いました。今回ノリはいまひとつ。
ゲームが待っているのを知っている子は、「ゲーム!」ともう言っていましたが、今回のゲームは、既におなじみの神経衰弱を、自分の書いた文字で、というもの。
1人1文字2枚ずつ書いてもらいました。
書いた文字は、ほとんどの子がもうきちんと読めるようになっているようです。
読み聞かせは1期生の先生、Mさん。
「おひさま」から「かげぼうし3にん」「てのおはなし」「おばけのぽおちゃん」
1つ読み終わると「もっと!」コールがかかりました。それぞれ楽しいお話でしたね。
N1記
2013年4月10日水曜日
4月のにじいろ会の様子
4月だというのに、まだ肌寒い日が続いているオランダ。
サマータイムも始まり、きっと春はすぐそこですね^^
さて、4月のにじいろ会。
今月のテーマは、先日の牧場遠足に合わせて、「人によりそう動物」でした。
人の役に立つ動物のお話し、牧場が舞台のお話し、仲間や家族として
寄りそう動物が登場するお話し・・・。たくさんの絵本が集まりました。
その中から、今回は以下の2冊を読み聞かせ。
・『やぎのアシヌーラ どこいった?』(渡辺鉄太 作 / 加藤チャコ 絵 / 福音館書店)
・『どろんこ こぶた』(アーノルド・ローベル 作・絵 / 岸田衿子 訳 / 文化出版局)
読み手は、ぺっぺんさんとおまめさんでした。
『やぎのアシヌーラ どこいった?』は、ものぐさで、庭の草刈りさえもしたくない
スタマティスじいさんが、ヤギを飼うお話し。
でも、スタマティスじいさん、人にヤギを貸しても、貸したことをす~っかり忘れて
しまいます。
いろんな場所で大活躍のアシヌーラ。
最後には、ちゃ~んと、スタマティスじいさんの元にかえってくるわけですが、
挿絵もかわいくて、なんだかほっこりなごんでしまう絵本でした。
『どろんこ こぶた』は、どろんこがだ~いすきなこぶたのお話し。
でも、ある時、お百姓さんのおばさんが、豚小屋をお掃除して、大好きなどろんこが
なくなってしまったから、さあ大変!
ここにもない、あそこにもない・・・大好きなどろんこを求めてさまようこぶた。
やっとあった!と見つけたどろんこは、実はセメントでした。
家出してしまったこぶたを探しに街に出ていたお百姓さん夫婦とここでようやく再会。
最後は、大好きなどろんこにつかってめでたしめでたし♪
とっても気持ちよさそうなこぶたが印象的で、わたしもどろんこにつかってみたくなりました。
お次は、本日のお楽しみ♪ チーズ&バター作りです。
まずは、チーズから。
牛乳に、魔法のお水(レモン汁)を入れると・・・・
あら不思議!レモン汁の酸で牛乳がかたまりました!
知らなかった~!おもしろ~い!
子供たちからも『すごーい!』と歓声があがりました。
この後、こちらのものに火を通して、カッテージチーズにします^^
お次は、持参した瓶に生クリームを入れます。
そして、とにかく、ふりふり!
力いっぱいふりふりすると・・・
液体だった生クリームが、固体と液体に分離して、バターが出来ました!
『出来た出来た~!』『見てみて~!』『すごーい!』
こんな声があちこちから聞こえて来ました。
子供たちの力だけでは無理なので、ママさんたちも、頑張ってふりふりしましたよ^^
分離した液体(バターミルク)はもちろん飲めます。ほんのり甘くて、美味しい~!
早速手作りバターをクラッカーにぬっていただきました。
ここで塩を振っても美味しいですね♪
大人も子供も、『美味しい~!!』とその味に感動しながら、ぱくぱくといただきました。
先ほどのチーズもみんなで試食。
こちらも美味しい~!
すごく勉強になりましたね^^
たくさん作れたので、お土産もいただきました。
早速、手作りバターを使ってパンを作ったり、お料理に使ったりしたけれど、
すごく美味しかったです。また作ってみよう~!
最後は、「春」や「動物」に関するおうたを歌います。
何があるかな??
「チューリップ」、「メリーさんのひつじ」、「おうまはみんな」・・・
「げんこつやまのたぬきさん」を歌って、今月もおひらきです♪
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今回も楽しく、勉強になる時間をありがとうございました!
nico記
2013年4月6日土曜日
春の遠足 2013 牧場まで遠足
4月に入って最初の土曜日。
まだまだ春遠しといった趣のオランダではありましたが、この日はだんだん春のにおいがしてきたような、お日さまのさす気持ちのよい日でした。
いつもイベントに参加してくださっているN家の皆さんはオランダ北部フリースランドの牧場にお住まいの酪農家。
3年前にもおじゃまさせていただいたのですが、久しぶりにまた大きくなった子どもたちも連れておじゃましました。
広い庭を見て子どもたちはもう大喜びで駆け回っていました。中でも一番人気はやっぱりこれ。
お昼ご飯は、寒くならないようにと倉庫に大きなヒーター(冬期に牛たちが凍死するのを防ぐために使うものだそうで超強力でした)を設置してくださっていて、暖かい屋内で。
食後は牧場を案内してもらいます。
案内してもらいながらいろいろ説明を聞き、今まで知らなかったことをたくさん学びました。美味しい牛乳を生産するために何を酪農家がしているか、奥が深いです。
子どもたちは牛たちに興味津々。牛舎の外に出れば大きな作業車があるのでそれを見て大喜び。はたまた干し草が積んである山の隣の土手によじ登ったり、飽きることはありません。
ひととおり見学をさせてもらったあとはおやつの時間。
実はこの日当日と翌日にお誕生日を迎える子がいたので、ろうそくつきのケーキが歌とともに登場 !
お楽しみゲームの内容は、直前まで秘密。
誰が競うかというと、お父さんたち。
クイズ&ゲームが終わる頃、ちょうど搾乳の時間になり、最後にその様子を見学させてもらいました。搾乳は朝の5時と夕方の5時の2回。一頭の牛から18リットルほどお乳が出るそうです。
ここでとても感銘を受けたことは、お乳が張って早く絞ってもらいたい!というように、牛たちが順番を待っている様子。
自分の順番が来ると、決められた枠に一頭ずつきちんと入って、搾乳してもらうのを待っていました。中にはもう張りすぎてぽたぽた垂れ始めている牛も。
自分が母乳育児をしていて、張って辛かった時のことを思い出すようでした。
たくさん遊んで楽しんで、そしてたくさん学んで、とても充実した1日となりました。
N家の皆さん、ありがとうございました!
ぺっぺん記
まだまだ春遠しといった趣のオランダではありましたが、この日はだんだん春のにおいがしてきたような、お日さまのさす気持ちのよい日でした。
いつもイベントに参加してくださっているN家の皆さんはオランダ北部フリースランドの牧場にお住まいの酪農家。
3年前にもおじゃまさせていただいたのですが、久しぶりにまた大きくなった子どもたちも連れておじゃましました。
いざフリースランド!
広い庭を見て子どもたちはもう大喜びで駆け回っていました。中でも一番人気はやっぱりこれ。
お昼ご飯は、寒くならないようにと倉庫に大きなヒーター(冬期に牛たちが凍死するのを防ぐために使うものだそうで超強力でした)を設置してくださっていて、暖かい屋内で。
食後は牧場を案内してもらいます。
まだ生まれて数週間の子牛
干し草を発酵させている場所
乳牛候補生たち
人気の作業車、運転席は取り合い
案内してもらいながらいろいろ説明を聞き、今まで知らなかったことをたくさん学びました。美味しい牛乳を生産するために何を酪農家がしているか、奥が深いです。
子どもたちは牛たちに興味津々。牛舎の外に出れば大きな作業車があるのでそれを見て大喜び。はたまた干し草が積んである山の隣の土手によじ登ったり、飽きることはありません。
ひととおり見学をさせてもらったあとはおやつの時間。
実はこの日当日と翌日にお誕生日を迎える子がいたので、ろうそくつきのケーキが歌とともに登場 !
Nちゃん5歳、Lちゃん4歳、おめでとう!
藁の束に座っておやつというのも乙ですよ
おやつのあとはクイズタイム。
家族関係なしの混合チームで5チームに分かれ、まずは牧場に関してのクイズ集を子どもたちメインで解いてもらいます。
クイズの正解と、そのあとの卵チョコ探し、お楽しみゲームでチームごとに獲得ポイントを競いました。
卵探しは大人も子どもも真剣!
お楽しみゲームの内容は、直前まで秘密。
誰が競うかというと、お父さんたち。
この干し草の山を運んで走ってリレー!
お父さんたちが足りないチームがあったので、お母さんたちも何人か参加。重いし大きいのに、お父さんたちかなり燃えていました。
優勝チームにはメダル授与!
クイズ&ゲームが終わる頃、ちょうど搾乳の時間になり、最後にその様子を見学させてもらいました。搾乳は朝の5時と夕方の5時の2回。一頭の牛から18リットルほどお乳が出るそうです。
ここでとても感銘を受けたことは、お乳が張って早く絞ってもらいたい!というように、牛たちが順番を待っている様子。
自分の順番が来ると、決められた枠に一頭ずつきちんと入って、搾乳してもらうのを待っていました。中にはもう張りすぎてぽたぽた垂れ始めている牛も。
自分が母乳育児をしていて、張って辛かった時のことを思い出すようでした。
たくさん遊んで楽しんで、そしてたくさん学んで、とても充実した1日となりました。
N家の皆さん、ありがとうございました!
ぺっぺん記
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