2013年2月13日水曜日

2月のにじいろ会の様子


今日のおやつはなんだろな。


降り積もり、そのまま凍りついた雪も、やっととけ始めました。
陽もだんだん長くなってきて、寒い中にも季節の移り変わりを感じる今日この頃です。
今回のにじいろ会のテーマは「冬から春へ」。


『ぐりとぐらのおおそうじ』(中川李枝子 作 / 山脇百合子 絵 / 福音館書店)
  読み手:Coriesさん
人気者ぐりとぐらの、春の大掃除/スプリング・クリーニングのお話です。
冬の間にたまった埃を払おうと思ったら、掃除道具が使いものにならなくなっている。
ならば、と、おばけのような「お掃除クリーチャー」に変身したぐりとぐら。
その奇想天外な姿に、みんなビックリ&大ウケ!
家の中がさっぱりきれいになったところで、待ってました、すてきなおやつ。
ぐりとぐらのおいしいものは、黄門様の印籠的なお約束ですね。
自分を励ますためにも、先にミッション完遂のごほうびを用意しておくというのは
良いアイデアかも~。(掃除苦手です。笑)


『カッコウが鳴く日』(小泉るみ子 作・絵 / ポプラ社)
  読み手:クチナシさん
雪どけの時期の、北の農村地帯のお話。
絵が主役で、情景描写が淡々と進んでいくだけなのだけれど、
その静かな確かさに、グングン引き込まれてゆきます。
少し間延びしたような春の時間、光と影、ゆるんだ空気、取り戻された色彩。
久しぶりに顔を出した地面や青葉など、生きる力に満ちたもの。
そしてそれらを取り囲む人々の、素朴な暮らしのふとした場面。
家々を訪ねてくる物売りや農具など、街暮らしの現代っ子には珍しいものも登場しました。
それらが、説明的でなく、叙情的すぎもせず、ただただ連なってゆく…。
ちょっとした映画を観たような、読後の余韻も豊かで、すてきな絵本でした。


お話の後は、工作の時間。
少し早いですが、来月の桃の節句まで飾れるよう、ちぎり絵でおひな様を作りました。


手でちぎった形は、味わいがあります。
みんな黙々とちぎる作業に没頭していました。



個性的でかわいらしいおひな様ができました!


じっくり集中して手先を使った後は、身体を使った遊び。
新聞紙の穴くぐりです!
破らないように、通り抜けられるかな?


一回り小さな穴にすると… やっぱりちょっぴり難しい。


お母さんもチャレンジ!



おしまいには、輪になって季節の歌を歌いました。
「春よ来い」と「うれしいおひなさま」。
お母さんと一緒に歌って、歌詞を覚えたのか、ちゃんと歌える子がたくさんいて、
驚きました。
そして、おなじみの「げんこつやまのたぬきさん」でバイバイ。

日暮れ時の帰り道、うっすら明るいのがしばらく続いていました。
めぐる季節の中、子ども達もそれぞれに着々と伸びています。

おまめ 記

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