2013年3月9日土曜日

にじいろ会α(1期生)第38回

日時:2013年3月9日(土)10:30-12:00
会場:Het Forum
講師:A,M
参加人数:3人

クロッカスも咲き暖かくなったと思ったら、また冷えてきて、今日はひんやり雨模様。 でも子供たちが元気に集まると、大きな教室でのびのびラジオ体操が始まります。 二期生の存在を意識してか、一期生の子も手足をしっかり伸ばして良く体操できていましたね。

体操の後は別室へ移動し、教材に取り組みました。
色の名前を三択から選んだり、擬態語を二択から選んだりしました。擬態語では「しくしく なく」が正解でしたが、他に「めそめそ なく」「ぎゃあぎゃあ なく」など実際に泣きまねをしながら、泣き方だけでもいろいろな擬態語があることや、日常生活で無意識にたくさんの擬態を使っていることを学びました。

それから、歌詞をたどる言葉の迷路では、歌いながら答え合わせをしました。「げんこつ山のたぬきさん」だったので、月例会で歌い慣れているせいか、とても元気よく歌えました。 音読の時間には「へんてこライオン(おひさまー8)」を、一文ずつ順番に声に出して読み上げました。みんな家でも読みの練習をしているのでしょうか、スムーズに読めましたね。前回はママになってしまったライオン、今回は雷様になってしまいました!なんとも、不思議なお話です・・・。

それから、宿題の答え合わせをしました。「場所をあらわすことば」で、前後左右を理解するための練習問題でした。「メロンパン」や「チョコレートコルネ」など、こちらでは馴染みのない菓子パンなども登場し、その面でも日本文化に触れました。今度実際に食べてみるチャンスがあるといいですね。

待ちに待った休憩時間! ぶどうやりんご、ミニトマトなどをほおばりました。今日はLちゃんがお誕生日会にお呼ばれで欠席だったことや、L君が水泳の試験を受けることなどが話題になりました。

お楽しみゲームの時間です。 A先生が工作とゲームを用意してくれ、赤旗、白旗を色画用紙とお箸で作り、かの有名な「赤上げて、白上げて、赤下げないで、白下げて・・」の遊びをしました。よく注意をして指示を聞き、それにしたがって体を動かし、だんだんスピードを増していくゲームで、緊張感もあり楽しいものでした。

読み聞かせは、一期生の人数が少なかったので、二期生と合同で行いました。
『おひさま』より、3つのお話を読みました。 「わすれんぼうのおてがみや」『おひさま5月号』より 伝達屋さんのオウムは大事な伝言を忘れてしまい、困ったことになりました!「みんなだったら、どうしますか?」と子供たちに振ってみたところ、「もう一度戻って聞きに行く」というような正直な答えがでましたね。(実は、先日参加した日本語教師研修会で「話しの結末を想像させる」という課題があったのを、実践してみたのでした。なかなかよい反響でした。)お見舞いの言葉は忘れたけれど、伝えたい気持ちはぎゅーっと抱きしめることで十分に伝わり、感謝されるという、ほのぼのしたお話でした。
「おばけのぽおちゃん」『おひさま5月号』より ぽおちゃんたちが洞窟の壁画を見つけ、なんと体から出てきたカラフルな卵の殻で壁画に色を付けるという、とても想像力豊かなお話でした。絵も色合いもかわいらしく、またNaさんもやさしく丁寧に読んでくださったので、読み終わった時にはほおっと歓声があがるほどでした。
「もものすけのおひるね」『おひさま9月号』より 時間が余ったのでおまけに読みました。古風な「ござる」口調のもものすけ君はお昼寝ができず、音楽やあくび、夜を「所望!」するのですが、なかなか眠れません。ところが、最後にお母さんが起こしに来ると、いびきをかいてすっかり寝入っていたというお話でした。「○之助」というのが、日本に古くからある典型的な男の子の名前であることや、古風な日本語に触れる機会があったということでも、面白いお話でした。古語が混ざりながらもテンポよく進むお話で、みんなよく笑っていたので、馴染みのない単語が含まれていても、内容はきちんと理解できていたようで安心しました。

これで、今日はおしまいでした。 また次回、お楽しみに!

M記

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