2014年6月28日土曜日

にじいろ会α(1期生)第59回

日時:2014年6月28日(土)10:00-12:00
会場:Het Forum
講師:M実、M紀
参加人数:3人

いよいよ夏休み前、最後のレッスンとなりました。
みんなどこかウキウキしているような空気が、全体に感じられます。

今日は参加人数が少ないので、最初にホワイトボードに日時を書いてもらう際に、3人とも前に出てきて書き比べ、「誰が一番上手に書けたかな?」と競いました。みんな粒ぞろいの文字で、とても丁寧に書けましたね。

朝の会では「泳いだ思い出」について話しました。
泳ぐ場所はどこか、まず聞いてみると、「海、湖、プール、川」などと出てきます。いつものように「いつ、どこで、誰が、どうした」に沿って、頭の中でまとめてから手を挙げてもらい、発表しました。話し終えたら、皆から質問を受けます。楽しく泳いだ思い出はたくさんあるようで、海での出来事やプールでの思い出、それぞれたくさん話してくれました。Sちゃんがクラゲに刺された話、L君が日本の水族館兼プールに2回行ったこと、Yちゃんがお誕生日パーティでプールにいったことなど、それぞれでした。

αの会全体で、開始の挨拶、ラジオ体操をしました。人数が少なかったけれど、いつもよりも手足を伸ばすところなど、きちんと「体操」をしていたように感じられました。

それぞれの教室に分かれて、一期生は国語に取り組みました。
「スイミー」 レオ・レオニ作 谷川俊太郎 訳
作者も訳者も有名で、「聞いたことある!」の連発でした。みんなおうちにきっと絵本や詩集があることでしょう。
講師としても懐かしく大好きな作品で、子供たちと一緒に音読するうちに、胸がじわじわと熱くなりました。「全部一人で読みたい!」という意欲的な発言もあったように、3人とも本当に安定した音読振りで、段落で切るのがもったいなく、時間があったら本当に一人ずつ最後まで読んでほしいくらいでした。
まずスイミーという主人公を捉え、あらすじをつかみ、「~みたいな」「~のような」という比喩を文中で探して丸を付け、その表現を使って3人にも実際に例文を作ってもらいました。みんなよく理解しています。それから「こわい、さびしい、かなしい」のそれぞれの違いについて皆で考えました。さらに「ドロップ」というモノは、日本とオランダでは比喩として随分違いがあること、オランダのドロップは真っ黒だけれど、ここで比喩に使われている日本のドロップはカラフルなのだということも確認しました。

「お話のさくしゃになろう」
3コマのうち、1コマ目と3コマ目が描かれており、2コマ目のさびの部分を各自で考え、題名もつけて、お話を考えようという課題でした。まずは2コマ目を絵で埋め、ノートにお話を考えて書きました。水を打ったような静けさ。みんなの集中力はすごいと思いました。時間が足りなかったので、宿題で仕上げてもらうことにしました。

休憩を挟んで「長さや重さをはかろう」に取り組みました。
M実先生が量りや体重計を持ってきてくれ、子供たちも定規や巻尺、体温計を持参しました。「はじめてであうすうがくの絵本」(安野光雅)を使って、単位があることの便利さについて説明がありました。それぞれ、身長、体重、指の長さ、鉛筆の長さ、本の重さなどをはかっては、用紙に記入しました。最後に3人の身長、体重を比べました。L君が身長も体重も一番でした。

読み聞かせは「海辺のいきもの」でした。
今日は海や泳ぐことをテーマとしていて、「スイミー」にもたくさんの生き物が登場しました。科学本だったのでたくさんの写真を見ながら、海の生き物たちの生きる知恵、不思議な習性などについて、みんなで驚きましたね。海の写真を見て、すっかり夏休み気分になりました。

さて、これから夏休みが始まります。みんなそれぞれ楽しく過ごした思い出を、2か月後にまた聞かせてくださいね。楽しみにしています!

M紀 記

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