2014年11月29日土曜日

にじいろ会α(1期生)第66回

日時:2014年11月29日(土)10:00-12:00
会場:学童保育 HAPPY KIDS
講師:JとM
参加人数:4人

息の白い朝、すっかり冷え込んできましたね。
朝の会では「日本語が上手になったら、どんなことに役立つか」について話しました。今までのスピーチ形式ではなく、皆で丸くなって座り、会議形式にしてみました。講師が議長を務めましたが、いずれは子供達に担当してもらおうと思っています。主導権をある程度子供の譲ることで、大人に押し付けられたものでなく「自分たちで組み立てるレッスン」という意識を持たせようというのが狙いです。
また、日本語を学ぶということに、改めて目的意識を持って取り組ませるのがこのテーマの狙いです。
いい意見が、たくさん出てきました。漢字が読めたら、日本に行ったときに銀行に(!)行ける、買い物ができる、本が読める、おばあちゃんとお話ができる、電話をして喜ばれる、お友達ができる、等々です。

3クラス集まって、挨拶をし、注意を促しました。
この会場を使い始める時、皆でした約束がありました。使っていいおもちゃは二つだけ。その約束は守れたでしょうか?普段オランダの学校では日本語が学べないため、土曜日にわざわざ集まって勉強しようという意気込みを持った子供達のためにと、この会場を使わせてくれるオーナーに迷惑をかけないよう、全員改めて気持ちを引き締めなければなりません。子供達にもよく伝わったようでした。そして気持ちが引き締まったのが、いつもよりラジオ体操に気合が入っていましたね。

教室に戻り、国語は「わたしはおねえさん」をみんなで読みました。弟や妹のいる子ばかりなので、主人公すみれちゃんの立場に自分を置き換えやすいようですが、もちろん反応は様々でした。すみれちゃんのように名実ともに「おねえさん」になって許してあげるか、怒ってしまうか、でも格好つけずに正直なのも大事なことですね!

それから、今日は講師が用意してきたPOWER POINTのプログラムを使って、漢字クイズをしました。みんな身を乗り出して参加していましたね。まず画像でイメージをつかみ、漢字を思い浮かべて空中に指で書いたり、お友達の背中に書いたり、そして漢字が出てくるとそれを書き順を確認しながら空に書いたり、とクイズ形式で進めました。ノートに書くのと違って、新鮮で面白かったようです。今後、二文字にしたりと応用させ、引き続きこの方法も取り入れていきたいと思います。「手」のところで、J先生の特技が「手相を読む」ことだと分かり、おおお、と驚きの声が上がりました。すごいですね!!

休憩後、パッチンガエル(生活・下)を作りました。牛乳パックとはさみ、輪ゴムがあればできてしまうし、飛び方がかわいいし、簡単だし、いろいろなバリエーションができて、最高に楽しめました。輪ゴムは短めの方がバネがよく、高く飛び跳ねるようでした。みんなで作ってどれが一番高く飛ぶか競争し、J先生に審査員をしてもらいました。飛ぶタイミングがずれるため、審査は難しかったようですが・・・。楽しく工作できたのがよかったですね。

それから、講師が「不思議な日記帳」(鈴木幸子 作、文化出版局)を読みました。
ある日見つけた金色の日記帳に日記をつけ始めますが、朝起きると日が遡っていくという不思議なことがおこり、そのおかげでテストで満点が取れたり、泥棒を捕まえたりと、大活躍をします。そこへ日記帳の持ち主である山の神様が現れて返却すると、元の日常にもどるという、ほんとうに不思議なお話でした。ちょっと長かったけれど、流れがよくつかめていたようで感心しました。

さて、次回で今年のレッスンも終了です。
お楽しみに!

M記



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