2014年11月1日土曜日

にじいろ会α(1期生)第64回

日時:2014年11月1日(土)10:00-12:00
会場:託児所 HAPPY KIDS
講師:AとM
参加人数:5人

おや!?
片足をギプスで固め松葉杖をついたA先生の姿に、みんなびっくりした朝でした。
真っ白いギプスにはカラフルに寄せ書きがしてあり、Lちゃん一家のほのぼのした様子が伺えました。
A先生、早く良くなってくださいね!

朝の会は「あったらいいな、こんなもの」という題材で、2年生前期の教科書でカバーできなかったものを取り上げたのですが、ドラえもんのことをみんなよく知っていてびっくりしました。それぞれ事前に考えてきてもらったため、きちんと予習に時間をかけて、紙に絵や説明文まで書いてきたSちゃんには、あふれんばかりのやる気が感じられました。みんなそれぞれに発想豊かで、またそれに対する質疑応答でも「それはいくらで売りますか?」などと現実的なものもあり、皆で笑いました。講師としては、みんなのやり取りのお蔭で想像以上に面白い展開になったので、子供達の成長を感じた瞬間でした。

皆で挨拶、ラジオ体操を終え、国語の授業では「しかけカードの作り方」をみんなで読みました。カードの作り方の手順を理解したうえで、次回実際にカードを作ってみる予定ですが、L君は、カッコいいウルトラマンのカードをもう自宅で作って持参していたので、みんなで見本として見せてもらいました。とてもよくできていて、お手本になりました。
一方、この文書は作り方の手順で、物語のような面白さに欠けるのか、「読みたくない!遊びたい!」「お母さんが来なさいっていうから、来てるだけだ」というような合唱になり、「日本語を今勉強しておくといいことがあるよ!」と説得する羽目になりました・・・。今後、子供達が反抗期の年齢に近づくにつれて、このようなやり取りは増えていくだろうと思われますが、いやはや。

休憩後、A先生がコピーしておいてくれたクロスワードにそれぞれ取り組みました。普段あまり使わない日本語もあり、隣同士で相談したりして進めましたが、皆面白がって、3枚も4枚もやってしまい、余ったプリントも喜んで持って帰りました。クイズ形式も、また違った角度で日本語の語彙が試され、よい試みでした。

最後、読み聞かせはMm先生が「はなのあなのはなし」(福音館書店 やぎゅうげんいちろう作)というとても面白い本を読んでくれました。下から見上げたような鼻が並んだページでは、オランダ人らしき鼻や日本人らしき鼻の違いも、特徴が捉えられていましたね。それから鼻づまりの状態では面白い発音になってしまう文など、Mm先生が読む度、みんなで大笑いしました。ユーモアたっぷりで、しかも科学的なアプローチの素敵な本でした。

今回は、宿題にもなっていないのに自主的にあれこれやってきた子が複数いてやる気がたくさん感じられた反面、「やりたくないコール」もありましたが、なんでも当たり前に捉えず疑問を抱くようになるのは、健全な成長過程だと思います。立ち止まって考えて、改めて日本語を勉強したい!という意欲が湧いてくるようなら本物ですが、それまでみんなで一緒に頑張りたいですね。

M記
にほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿